アリシーリニューアル
– クライアント
ライブラ株式会社
/株式会社NTTドコモ
– プロジェクトの目的
若年層女性ユーザーの獲得
– 業務範囲
コンセプトリニューアル
– 実施期間
2018年3月~2019年5月
(リリースは2015年1月~)
リニューアル概要
立上げ当初は、20-30代女性ターゲットでオールジャンル、データドリブンで記事を作成しPDCAを回していた「ALICEY」。
その後、DeNA問題あたりから行き過ぎたPV至上主義でWEBメディアに対する風潮が変わり、改めてメディアのペルソナとコンセプトを再設計。
株式会社コルクの佐渡島庸平さんにもアドバイスをいただき、インナー向けのペルソナを「いもむし女子」と名付けて編集部内に共有しました。
「自分をスキになるって、意外とカンタン。」へタグラインも変更し、半年後には、サイトデザインとロゴも「ALICEY」から「アリシー」へ。リニューアル当月から指名検索数が10倍以上になり、より親しみやすくなりました。
毎月テーマを決めて特集を更新、マンガ・エッセイ連載やシリーズ企画などマガジン風のコンテンツ構成で、多くのファンを獲得。終了時はTwitterのタイムラインにクローズを惜しむ書き込みが溢れました。
活動概要
ペルソナのインサイトを編集部内のワークを重ねて可視化し、よりリアリティのあるユーザーの生活を思い描きながら実際のメディア運用(コンテンツのネタ出しや施策など)に活かしました。
ペルソナの1日、1週間、1ヵ月、1年の生活、情報摂取ポイントやマインド、公私の人間関係図、具体的なエピソードなどを、ヒアリングや調査、実体験から紡ぎだしアウトプット。
下記のようなペルソナの「あるある」を、インサイト事例としてライター含め編集部内に共有し、単なるトレンドやお役立ち情報ではなく、インサイトを起点にしたネタ出しを徹底しました。
デジタルメディアでも、「メディア」設計としてペルソナのインサイトからのコンテンツ企画を導くことは重要です。
さらに、WEBの流通設計とあわせて企画するという当たり前のことを、編集に関わる全ての人へ浸透させ、実運用に活かしていく作業は、意外と難しいことだったのかもしれません。